パソコンのはなし

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<パソコン初心者講座>Intel CPUの種類・選び方についてお教えします!!

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どうもこんにちは、りっぽです。

皆さんはパソコンを選ぶ際に、CPUの性能を見て判断している方が多いのではないでしょうか。

でも実際のところ、CPUを見比べてみるものの「CPUはCeleronよりもi-3」、「i-5よりもi-7の方が良いCPU」という感覚だけで選んではいないでしょうか。

実際にこの選び方も間違ってはいません。

しかし、この選び方では自分の用途にピッタリ合ったパソコンというのは選べません。

なので今回は

  • 自分の用途に合ったパソコンを選びたい。
  • そもそもCPUの種類がよくわからない。

といった方に向けてIntel CPUの種類・選び方についてお教えしたいと思います!(※今回はIntelオンリー)

Intel CPUの種類

CPUの名称について

まずお教えするのは、CPUの名称についてです。

CPUには、今と昔出回っていたのを合わせて10種類もあります。

「10種類もあったら何が何なのか全くわかんないよ~」となるかもしれませんが

良い意味でとらえれば、10個のパターンに当てはまるCPUが存在するということになりますので、あまり深く考えずCPUの種類について見てみましょう。

まずは、各名称の説明を下のリストに簡単に記載しておきます。
このリストは、上のほうが低性能で、下に行けば行くほど高性能になります。

CPUの名称

  • Atom:CPUの中で最も消費電力が少なく、小型でバッテリー駆動時間が長いPCなどに採用されている。ただし、性能は一番低い
  • Celeron:Atomよりも性能が高く、ネットサーフィン、Officeソフトで文書作成程度の軽い作業なら基本的にこなせる。省電力であり安価。
  • Pentium:Celeronとほぼ同じ性能だが、少しだけ優勢。
  • Core 2 Duo:十年ほど前は主力として出回っていたが、今の時代使うには足りないスペック。
  • Core 2 Quad:下記のCore i7の低位版CPUではあるが十分な速度はでる。
  • Core i-3:現在主力となっているCore iシリーズの最下位モデル。ではあるが、Officeソフトを使う面では特に問題なし
  • Core i-5:i5まで行くと動画を鑑賞したり、音響関係の仕事もこなせるようになる。Officeソフトくらいしか使わないけど、長持ちさせたいという方にもおすすめ。ただ、ここら辺から少し高価になっていく。
  • Core i-7:ここまで来たら、CPUのことで困ることはほとんどないよってレベル。動画編集などもでき万能といえる。i5に比べて値段がぐんと上がる。
  • Core i-9:2017年に発表された最新CPUであり、Core iシリーズの最高傑作。i7では物足りずお金有り余ってるよという方はぜひどうぞ。
  • Xeon:Intel CPUの最高峰。これは企業向けの高価格CPUというイメージが強い。ただ、Apple社が出しているiMac ProやMac ProにはXeonが搭載されている。


CPUの名称と各性能についてはこんな感じになります。

Word、Excelなどのワープロソフトを使うのであればCore i-3程度がよいでしょう。

動画編集をするのであれば、最低でもCore i-5は必要かな。

3Dゲームなど、高度な画像処理をするのであればCore i-7以上が望ましいです。


今説明したのを基準にCPUを選ぶのがもっともですが、”CPUの世代”によってはi-5よりもi-3のが高性能といった場合もありますので、次に説明する型番の見方についてもよく知っておくのがベストです。

CPUの型番の見方

CPUの世代について

それでは、まずCPUの型番を見るうえで重要なCPUの世代について説明いたします。

Intel CPUは、2008年頃~2018年9月の間に第8世代目まで出ています

簡単に各世代別の名称と、Core iシリーズでの見分け方をリストアップしたので、一度ご覧ください。

※このリストはCore iシリーズのみとなりますので、Celeron・Pentiumなどは別となります。

CPUの世代

  • 第1世代:Nehalem 型番の数字が3桁
  • 第2世代:Sandy Bridge 型番の数字が2000台
  • 第3世代:Ivy Bridge 型番の数字が3000台
  • 第4世代:Haswell 型番の数字が4000台
  • 新第4世代:Haswell Refresh 型番の数字が4000台
  • 第5世代:Broadwell 型番の数字が5000台
  • 第6世代:Skylake 型番の数字が6000台
  • 第7世代:Kaby Lake 型番の数字が7000台
  • 第8世代:Coffee Lake-s 型番の数字が8000台


ここでは、第8世代目CPU Coffee Lake-sのCore i7-8700Kを例にして説明いたします。

まずは、頭についているCore i7はそのままの意味で、「このCPUはCore i7だよ~」ということを表しています。

次に、ハイフンの後についている数字ですが、CPUを見分ける上でこの数字が大変重要になります。

今回のCPUは8700Kですが、これは上記のリストを見るとわかる通り数字が8000台なので、第8世代目CPUだということがわかります。

他にも、Core i5-7200Uなら第7世代目Core i5Core i3-3250なら第3世代目Core i3ということが見て取れます。


あれ、そこのあなたは今

「CPUの世代の見分け方は分かったけど、型番の最後尾についてるKやらUやらは一体なんなんだ?」

と、疑問に思いませんでしたか?

そんなこともあろうかと、次の項目でこのKやらUの最後尾についたアルファベットについて説明していますので、気になる方は是非最後まで読んでみてくださいな。(^^)

最後尾のアルファベットについて

それでは、CPUの型番の最後尾に記載してるアルファベットが指す意味について説明したいと思います。

まずはじめに簡単に説明するのであれば、これらはCPUが省電力だとかモバイル向けだということを示します。

こちらも簡単にリストにしましたので、下のリストを参考にしてみてください。

デスクトップ向け

  • 記載無し:通常版のCPU。
  • S:省電力CPU。通常のCPUよりもクロック周波数が低い。
  • T:スーパー省電力CPU。Sよりも性能ダウン。
  • X:オーバークロック可能。Core i7 Extreme Edition最上位モデルのみ。性能はピカイチ。
  • K:オーバークロック可能。通常版のCPUよりも性能良し。
  • C:オーバークロック可能。第5世代目CPUのみで採用。
  • P:内臓GPUを搭載していない。
  • R:このCPU単体では売られてないモデル。

モバイル向け

  • B:第8世代CPUから登場。スペックはデスクトップ向けの通常版とほぼ変わらなく、CPUのサイズがモバイル用になっているだけ。
  • U:省電力CPU。今のノートパソコンはほぼこれ。
  • Y:超省電力CPU。
  • M:モバイルを意味します。これは第4世代まで存在し、第5世代からは存在しない。
  • MQ:上記のMシリーズのクアッドコアバージョン。これも第4世代目まで。
  • MX:Mシリーズのエクストリーム・エディションモデル。これも第4世代まで。
  • G:AMDのGPUを統合したモデル。GPUを統合しているので、3D処理などに向いている。
  • H:ハイパフォーマンス・グラフィックスを意味し、その名の通り高性能。
  • HK:上記のHシリーズにオーバークロック機能を搭載。ゲーミングノートPCによくみられる。
  • HQ:Hシリーズのクアッドコアモデル。モバイルCPUの中では最高といえるほどハイスペック。


リスト化してわかりましたが、かなり量がありますね。(・_・;

CPUはいろいろな種類がありますので、是非上のリストを参考にパソコンを選んでみてください。

まとめ

CPUの種類・選び方を簡単にまとめてみましたが足りない部分・新しい情報など入りましたら更新していきたいと思います。

この記事を読んだ皆さんは、パソコンを選ぶ際は慎重に選ぶようにしてくださいね。

ご愛読ありがとうございました。m(__)m


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